短編小説– tag –
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書評 村上春樹「回転木馬のデッド・ヒート」(講談社文庫)②
村上春樹の初期の短編小説集。 今回はそのなかの「ハンティング・ナイフ」という作品について。 語り手である「僕」は夫婦で海辺のコテージに泊まりにきていて、近くには米軍基地があるようです。 コテージは4部屋あり、隣には親子づれ(60くらいの母親... -
書評 村上春樹「回転木馬のデッド・ヒート」(講談社文庫)①
村上春樹 1985年初版の短編集です。8篇の短編小説がおさめられています。 ですがその8篇の短編小説の前に「はじめに・回転木馬のデッド・ヒート」という文章があって、これがなかなか興味深い文章になっています。 「ここに収められた文章は原則的... -
書評 村上春樹「女のいない男たち」(文春文庫)
村上春樹の短編集。アカデミー賞を受賞した映画「ドライブ・マイ・カー」が収められている短編集です。 ですが今日は「ドライブ・マイ・カー」ではなく「独立器官」という短編について。 その前に村上春樹ですね。もう言わずとしれた大ベストセラー作家で... -
書評 角田光代 「さがしもの」(新潮文庫)
角田光代氏の本をテーマにした短編集です。9編の短編が収められています。 一番印象に残ったのは「彼と私の本棚」という作品です。 主人公の「私」はお互い本が好きな彼氏「ハナケン」と同棲していたのですが、ハナケンから「好きな人ができた。」と言わ... -
書評 川上未映子「春のこわいもの」(新潮文庫)
芥川賞作家 川上未映子の短編集です。6編の短編がおさめられています。 コロナの頃に書かれたものが多いのか、外出禁止やマスクについて書かれたりしています。 一番印象に残ったのは「ブルー・インク」という作品。 高校生の男女の話です。高校の自転車...
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