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書評 坂本貴志「ほんとうの日本経済」(講談社現代新書)
内容 著者はアナリスト。「ほんとうの定年後」という著作がけっこう話題になった人です。 人口減少が声高に叫ばれるなか、実際に何が起こっているのか、これから何が起こるかをデータと調査に基づき分析した本です。 第一部では人口減少経済で起こっている... -
書評 週刊東洋経済 『今こそ知りたい「金」「暗号資産」』
週刊東洋経済、気になるタイトルだったので紙媒体で購入しました。 金(ゴールド)について まずは金(ゴールド)について。 (図は本誌より) 昨年一年かけて上昇しており、今年に入っても上昇しています。 要因としては ①ウクライナ侵攻や中東紛争など地... -
書評 山折哲雄 「ブッダに学ぶ老いと死」(朝日新書)
著者は宗教学者、評論家。現在94歳。 この本はブッダの生き方を参考にしながら、どう老いを迎えるかが書かれています。 普通の人が釈迦のように悟りを開くことはなかなか難しい。それでもブッダの生き方を参考にして老いを生きることはできないか?そん... -
書評 和田秀樹「老後に楽しみをとっておくバカ」(青春新書)
著者は精神科医の和田秀樹氏。たくさんの本を出されており、ベストセラーも多い方です。 副題に「50代で決まる後悔しない人生を送る方法」とあり、気になって購入しました。 著者は、70代、80代でいくらお金を持っていても楽しむ体力・気力がないか... -
書評 村上春樹「回転木馬のデッド・ヒート」(講談社文庫)①
村上春樹 1985年初版の短編集です。8篇の短編小説がおさめられています。 ですがその8篇の短編小説の前に「はじめに・回転木馬のデッド・ヒート」という文章があって、これがなかなか興味深い文章になっています。 「ここに収められた文章は原則的... -
書評 角田光代 「さがしもの」(新潮文庫)
角田光代氏の本をテーマにした短編集です。9編の短編が収められています。 一番印象に残ったのは「彼と私の本棚」という作品です。 主人公の「私」はお互い本が好きな彼氏「ハナケン」と同棲していたのですが、ハナケンから「好きな人ができた。」と言わ... -
書評 川上未映子「春のこわいもの」(新潮文庫)
芥川賞作家 川上未映子の短編集です。6編の短編がおさめられています。 コロナの頃に書かれたものが多いのか、外出禁止やマスクについて書かれたりしています。 一番印象に残ったのは「ブルー・インク」という作品。 高校生の男女の話です。高校の自転車... -
書評 「世界秩序が変わるとき」齋藤ジン
著者はワシントン在住の投資コンサルティング会社経営者。 著者は今の時代が新自由主義的世界観が崩壊する時代の変わり目だと言います。 アメリカは今現在も(世界全体の)カジノのオーナーで、その地位を脅かすものは許さない。 それが今の中国だと言いま...
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